菅原紗由理 自身による
Mini Album「Forever...」新曲ライナーノーツ
Forever...
初めて、海外作家(Ina Wroldsen)と制作した曲。
実は、今回のミニアルバムのタイトル曲を決める際に、
いろんなトラックメーカーさんから30曲ほどデモトラックをいただいて、
その中で「これだ!」「この曲で歌ってみたい!」と今の私にビビっときたのが、
この“Forever...”だったんです。
デモトラックを聴いた時、凛とした女性像と、ものすごい力強さをこの音に感じて。
そして、歌詞を制作していく上で、きっかけになった出来事があって、
大好きな祖父が2年前に亡くなったとき痛感した、
“人は大切なモノを失って、改めて、その存在の大切さに気づくことがある”
ことなんです。
祖父とは、本当に仲が良かったけど、時々くだらない事で口喧嘩も沢山した。
だけど、歌を歌うこと、自分らしく進む事を、心から応援してくれていて、
それは、亡くなる数日前でも変わらずに、
従兄弟から送られてきた携帯ムービーでも祖父は、
最後まで私を「頑張れよ」と励ましつづけてくれた。
そんな、祖父に対して、恩返しがしたかった。
祖父への想いを歌にしたかったんです。
また、この詞の制作をしている時に、3.11の大震災が起こって、
家族や友達、恋人を亡くしてしまった方々を、ニュース、写真などで見ていて、
同じ東北の方々が大きな被害にあっていることがすごくショックだったんです。
私みたいに大震災を直接経験したわけではない人間が、
軽く言っちゃいけないと思うし、何か出来るほどの力もないけど、
また前みたいに笑える日が来るように、前を見て進めるように、
という前向きな気持ちも歌に込めました。
この「Forever...」が誰かの心の支えに、
いつまでも聴く人の胸に居続けられるような存在になったら嬉しいです。
風
自分のもやもやしてた気持ちを吐き出せた曲。
そして、ずっと憧れていたBENNIE KのYUKIさんと一緒に制作した曲です。
ちょうど、この曲を制作していた時期が、
地元秋田から上京してきて約2年たった頃で、
秋田にいた頃は「こんた田舎がら、はえぐ出で、東京さ行ぎで〜。」
とか言ってたんですけど(笑)
実際、東京に来て暮らしてみると、
「たまには秋田さ帰って自然に触れたい。」とか、
今まで地元にいた頃は考えなかったような事を思っちゃったりすることもよくあって。
地元の良さって言うのは、離れてみて、気づく事なのかなぁって思って。
でも、それって大切な人に対してもそうなんじゃないかなって、思ったんです。
私には幼稚園から高校までずっと仲良くしていた親友がいて、
お互い、恋の話だったり悩みだったり、いろんな話をして、
常に一緒にいるぐらいの仲だったんですが、ある日ちょっとした事ですれ違ってしまって。
今も十分子供だけど、今思うと、当時は本当に子供だったな〜って、、、
あの時もっとこういう言葉をかけていれば違っていたのかな?とか、
いろいろ後になって考えて。
仲直りは出来たものの、結局どこかぎこちないまま、
高校卒業と同時に離ればなれになってしまって。
今では前みたいに、連絡をあまり取り合わなくなってしまったこともあって、
その人の心の中に、自分の存在は時間の経過とともに
だんだん薄れていくのかもしれないけど、
遠く離れたその人のために、
今、何かできることはあるんだろうか?
そんな想いと、東京で見た景色から感じたことや複雑な想いも含めて、
歌と詞に込めました。
Fly
最初は緊張してばかりだったライブも、
回を重ねるごとにもっとみんなと一緒に盛り上がれるような曲もやりたい!!
って気持ちが強くなり、ついに完成した曲。
エレクトロロックな感じも、今までの菅原紗由理には無いし、
歌声も加工してみたり、遊び心と新たな一面を感じてもらえる楽曲だと思います。
そして、ライブではギターを初めてトライした楽曲にもなります!!
実は、自分の性格に合ったサウンドなんじゃないかなぁって(笑)。
ライブでは腕を突き上げて楽しみましょう!!
シェンキュー♡
tears
この曲はデビューミニアルバムの収録曲“Destiny”で作詞をしていただいた
松本一起さんとの初めての共作曲。
作曲はこれまた、今回が初めてのABOTTOレオさん。
このミニアルバムのなかでは一番、
デビュー当時に近いラブソングになっていると思います。
今は、メールで簡単に会話できたりするから、
上手く言えない事はメールで言っちゃおう、とか頼ってしまいがちで、
きちんと面と向かって気持ちを伝える事が減っているんじゃないかなぁと思うんです。
それは、好きな人の前だと、なおさら上手くなんて言えないし、
相手をそれで困らせてしまう。
好き過ぎてちょっとしたことでも気になるけど、
相手を目の前にしてしまうと、上手く伝えられないもどかしさがあったり、、、
複雑な、女性の心情を歌に込めました。
My Sweet Home
「ありがとう」っていう言葉の代わりに、大切な人へ贈る歌に、なったら嬉しい。
地元秋田にいた頃は朝起きたら朝食がある。
いつも洗濯された服が着られる、部屋の掃除もばっちり、ありがたいなぁって思いつつも、
当たり前のことのように、どこかで感じていた部分があったかもしれない。
でも、故郷を離れ、一人暮らしを始めて、
その当たり前のことだと思っていたことが、どんなにありがたいことか気づかされて。
上京するまでは、きっと1人暮らしをしても、
私に限って、ホームシックになんてなるタイプじゃないし!!とか、
ある意味、人ごとのように感じていた。
多分ワクワク感の方が強かったんだと思う。
実際一人になってみると、かなり寂しいもので、
度々、孤独感に負けそうになり、親に何度、電話をしようと思ったことか、、、(笑)
だけど、自分で決めた道だからこそ、親に心配させたく無かった。
私のMY SWEET HOMEは「家族」であり、地元「横手」でもあります。
人は誰かに支えられて生きているってことを、気づかせてくれる曲になったら良いな。
二人の影
言葉にもできないくらい、相手を誰よりも思っているのに、
寄り添ったり、手をつなぐ事もできない、そんな状況にいる女性の片思いの歌。
この曲を聞いた時に、すごくきれいな夕日に赤く染まる空を想像して、
それは以前、私が横手で恋愛している時に見た景色だったりもするんですけど。
正直なところ、ほんとは恋人同士のように触れたり、
その人にとっての一番になりたいし、抱きしめ合ったりしたい。
相手はもしかしたら自分の気持ちに、気づいているかもしれないし、
実は好きってお互い思っているのかもしれない。
だけど、それは自分から聞けないし、怖さもある。
そういう恋の切なさや、もどかしさを“影”というキーワードで表現しました。
Thinking Of You
去年10月に、始めてやったLive Tour -The One- や、
学祭ライブツアーをやった時から未完成だったけど、新曲として歌ってきた曲!!
なかなかCD化するタイミングがなかったんだけど、
ライブに来てくれた皆との思い出が、沢山つまった特別な曲でもあるし、
「Thinking Of YouをCD化して欲しい!!」
というお声も多くいただいたので、今回レコーディングを改めてイチからして、
遂に実現した曲になります。
中距離、遠距離恋愛だったり、なかなか会う事が出来ない二人が、
その分付き合っている相手と会えたときの嬉しさだったり、離れるときの寂しさだったり、
普通のカップルよりも一緒にいられる時間を大切にしたいって思う二人を描いています。
主人公はある意味純粋で、時には強がってしまったりもするんだけど、
高級な店だったり、嬉しくなるようなプレゼントなんかいらないから、
そういう特別じゃなくていいから、
ただ、少しでも長く“そばにいて”っていう気持ちを表してます。








